人間の身体は伸ばす筋肉よりも曲げる筋肉のほうが強い力が出る作りになっています。
この何でもないように聞こえることがとても重要なことなので説明させて頂きます!
一番分かりやすい例で言うと肘を曲げる力と伸ばす力を比較してみてください。明らかに曲げる力のほうが強いということが分かると思います。この曲げる力のほうが強いという現象が身体のいたるところで起こっています。
肘ではそれにより問題が起こるということはほとんどないと思いますが、体幹の筋肉(腹筋や背筋、胸筋など)では問題となります。体幹では前面(お腹から胸)が曲げる筋肉、後面(腰から背中、肩甲骨周り)が伸ばす筋肉となっています。
つまり前面の筋肉のほうが強いので意識をしないと前面に引っ張られて首が前に出て背中が丸まり猫背になってしまいます。
猫背になるだけでも肩こりを始めとした色々な弊害が生じますが、更に酷くなると腰まで曲がってしまい、歩行困難や腰痛、股関節痛、膝痛など、色々な症状が出やすくなってしまいます。
これらを防ぐには腕立て伏せや腹筋など前面の筋肉のみを鍛えるのではなく、体幹トレーニングや肩甲骨周りの筋肉を鍛えることが必要となります。具体的な鍛え方はpart2でご紹介しますのでお楽しみに(^^♪